2012年09月17日

最終調整について⑤

10日間のカーボディプリート期間を終え、最終調整のラスト3日前からは

いよいよカーボアップを開始。

引き続き、僕が実際に行い、体験した内容をレポート形式で書かせて頂きます。


【コンテスト3日前(カーボアップ1日目)】
早朝に全身が心地よくパンプアップする程度のトレーニングを終え、1食目から

おおよそ10日振りに炭水化物(玄米0.5合)を頂きました。


当然の事ながらひじょうに美味しく感じ、カラダもカーボを食べることで元気に

なっていくと予想していたのですが、何故かカーボを食べる度に重く、だるくなる

ばかりで、後に考えてみるとこのカーボアップ初日が調整の中で最もカラダとしては

辛い1日でした。


僕の見解としては、恐らくカーボディプリートを過剰に行いすぎた結果、久しぶりに

入ってきたカーボにカラダが反応しすぎてインスリンが大量分泌したのだろうと思います。


なお、この日から塩分も一切カット。

味付けは鶏肉を茹でる際にしょうがのすりおろしを加えた程度で他は何も使いませんでした。

水分は特に量を気にせず飲みました。


【コンテスト2日前(カーボアップ2日目)】
カーボアップを1日終え、寝起きのコンディションは若干浮腫みがとれたかなという印象。

そのまま1日目と同じ調整内容を続けます。

カラダの重さは無くなりました。

【コンテスト1日前(カーボアップ3日目)】
この日の寝起きのコンディションは最高!

筋と皮膚間の水分が抜けて腹部を摘まむと筋に「ペタッ」と張り付いた皮膚を、

剥がすような感触、肘を曲げ伸ばしすると張り付いた皮膚が血管をグリグリと

押します。


これこれ、これですよ !!


明らかなコンディション改善にテンションが上がり、翌日のコンテスト当日には更に

良くなっていたらと思うと胸がワクワクしました。


この日の変化としてはカーボの摂取量は変わらずでタンパク質を2倍ほどに増やしました。

タンパク質を大量に消化・吸収した結果、発生する大量の老廃物を外へ排出する為に、

カラダは尿の量を増やす機能を備えているからです。


水分はプレジャッジの24時間前を目安に午後から完全にカットで喉が乾いたらうがいする程度。


塩分、水分をカットしてもカリウムの豊富なさつまいもからカーボを摂っていたせいか、カラダに

倦怠感も攣りそうな感覚も無く、内面としても良いコンディションだったと思います。


【コンテスト当日】
さぁ、いよいよコンテスト当日。

この日の為に気の遠くなるような努力の日々を送り、最後の最後まで緻密に考えを練って

過ごしてきました。

前日のあまりにも良いコンディションには心踊ったが当日はどうか。


なんと・・・腹部を摘まむと前日は1回目は摘まむのが困難にさえ思えた皮膚が容易に

摘まめるほどに水を含んでいる印象。

あわててパンツ1枚を残して裸になり鏡で確認してみると昨日まで浮き出ていた

大胸筋上部や三角筋の血管は消え、力を込めてもうっすらと出る程度。


とっさに僕は単純に「水を抜かなければ」と判断し半身浴を30分程行いましたが、

改善せず、というよりはむしろ萎んでまた甘くなったような気さえします。


ホテルの部屋で一人、はだかんぼうで腕を組みながら「う~ん・・・」と考えますが

原因はよく分からないし冒険はしたくないのでとりあえず当日のカーボアッププランに

予定していたファインラボのヴィターゴを一食目として50g摂取します。


すると先程まで引っ込んでいた少し出てきて全身が軽く1セット程エクササイズを

行ったかのように軽くパンプアップしたかのように張ってきました。


その後も30分おきに白米200gを3度食べ、その間に予定していたアーモンドも50g

ずつ、計2回食べたところまずまずの納得のいくコンディションに。


とりあえずホッとして、ここからは10~20分おきくらいに白米を一口づつ食べたり、

無塩・無糖のピーナッツバターをスプーン1杯食べる程度にして現状を維持。


プレジャッジの1時間半前に白米200gにピーナッツバターをかけて食べて固形物

からの摂取は終了。


プレジャッジは思った以上に体力を消耗しますし、しっかりとエネルギーを補給して

おかなければ最中にたちまちカラダが萎んでいく感覚を感じるで食べれるタイミングの

最後にしっかりと食べておきます。


1時間前から軽くジャンプしたりもも上げを行い、全身を温めてセルフのストレッチング。

各関節の可動域を大きくする事でポージングも改善できますし全身の血流量を促すことで

パンプも促進されます。


30分前になったら再びヴィターゴを50g摂取。


摂取後、すぐに訪れる軽いパンプを利用するかのように本当のパンプアップを開始!

色々ありましたが結局、カーボアップが十分に蓄えられていたのか、よく張ってくれました。


控室が冷房が効いていた為、皆で「汗が出ない、血管が浮いてこない」と焦っていたのですが

僕は比較的良く出てくれたと思います。



そして・・・

最後の最後まで全てを出し切り、創り上げた身体に自信と誇りを持ち、ステージへと

上がっていくのでした!



このような形で過ごしたコンテストまでの最終調整。

最終的にはまずまずのコンディションでステージへと上がることが出来たのですが、

単純に総評すると、全てにおいてやり過ぎたのだと思います。


最初のカーボディプリートに関しては「絞りきる」為に必要でしたが、その後の

塩分・水分カットに少し考える点があると感じています。


先日の感覚としては、2日前が一番良いコンディションで水を抜いた3日目に萎んで

甘くなってしまった事から、僕の場合水分カットは必要ないかもしれません。


今は一度コンテストを経験していい意味で力が抜けているので、この適度な脱力感を

保つことが出来れば次回はさらに良い調整が出来るはずです。


それにしても・・・

100%のコンディションを作るのは改めて難しいと実感しました。


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Posted by スポーティアスタッフ at 13:40│Comments(0)ボディビル ブログ
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