2012年09月18日

食事内容の変更

11月4日のコンテストに向け、今週から再始動し食事もリーンな減量食へと

戻しておりますが、8月のJPCナショナルズに向けての調整で感じた事や反省点を

踏まえ、少し内容を変えて取り組んでみようと思います。


まずは糖質の摂取について。


前回は玄米90g、さつまいも200g、井上スペシャル(オートミール50g+バナナ小1本)の

いずれかを朝・昼の計二回。


その後は一切摂らないという内容だったのですが、トレーニング前は明らかにカラダが

重く、ファインラボのHMB+EAAとファイナルバーンを摂取することで多少は緩和される

ものの、もはや気持ちでトレーニングの強度を保っているような状態でした。


とはいいつつも、実際には現在のエネルギーが十分に蓄えられた状態でのトレーニングと

比べて強度や質の違いは歴然です。今思えば明らかに強度は低下していたと思います。


ウェイトトレーニングによって体脂肪を燃焼させるには刺激の強さと、その刺激によって

分泌されるホルモンが重要だと認識していますので、高い強度でトレーニングを行うために

トレーニング開始前にエネルギー源となる炭水化物を摂ってみようと思います。


トレーニングは最終のお客様のサポートを終え、10分~20分後には開始するので比較的

高GIで吸収の早い糖質食品のジャガイモを選択。


少し前までは運動前は低GI、運動後は高GIの食品が適していると言われていましたが、

ここ最近の研究では運動前の糖質補給も高GI食品から摂った方が高い運動パフォーマンスを

発揮するという結果が出ています。


イメージしてみても1時間ほどのトレーニング直前にさつまいもや玄米などの繊維質が多く

消化・吸収に時間のかかる食品を食べてもそれらが実際にエネルギーとしての役割を

果たすのは既にトレーニングを終えてからでしょうね。


理想はファインラボから出ているヴィターゴのような超高速で消化・吸収され即、エネルギー

として働くサプリメントなのでしょうけれど、明らかに効果をあげるものは最後の切り札として

とっておくのが僕のやり方です。


次に脂質の摂取について。

こちらは、なんと6月くらいからほとんど摂っていませんでした。


理由としてはコンテストに出始めた頃からずっとその方法でまずまず仕上がった状態を

つくれていたので、無難にその方法を行ったわけですが現在のカラダは出始めの頃と

大きく異なるので、それに応じて食事内容も変化が必要です。


これも、コンテスト終了後に色々と食べてみて分かったことですが、脂質をある程度摂取した

ほうが明らかに筋肉の張りが良いです。


また、脂質にも様々な種類がありLDLコレステロールを低下させたり、エネルギーとして

燃焼されやすく、体脂肪として変換されにくいカラダにとって有益な脂質もあります。


それはナッツ類、オリーブオイル等から摂れる植物性の脂質や青魚やサーモン等に

含まれる脂質。


ナッツやオリーブオイルも好きですが、青魚やサーモンには魚油のみならず良質な

タンパク質まで摂れてまさに一石二鳥の食品なのでこちらを選択。


具体的には朝・昼・夕に鯖、もしくはサーモンの水煮缶を1個ずつ食べます。


水煮缶は原材料と食塩しか使用していないもので他に余分にカロリーが重むようなものが

添加していない為、減量中は最適ですし調理する必要も無いので大変便利です。


変更点は以上の炭水化物の摂取タイミングの変更と、脂質摂取の追加の2点。


1日の食事内容を具体的に記すと以下の通りです。


6:00   ホエイプロテインピュアアイソレート50g
7:00   鶏の胸肉300g サーモンor鯖の缶詰1缶  野菜・きのこ・海藻類を好きなだけ
12:00  鶏の胸肉300g サーモンor鯖の缶詰1缶  野菜・きのこ・海藻類を好きなだけ
17:00  ホエイプロテインピュアアイソレート50g
21:50  ジャガイモ150g前後
23:00  ホエイプロテインピュアアイソレート30g
23:10  鶏の胸肉300g サーモンor鯖の缶詰1缶  野菜・きのこ・海藻類を好きなだけ
24:30  ホエイプロテインピュアアイソレート50g


前回のカーボディプリートの際、僕の場合糖質を摂取しなくても比較的平気に活動できますし、

普段からもあまり糖質食品への欲求が少ない事が分かったので以前まで摂取していた

タイミングの朝・昼は様子を見ながらカットしてみて、明らかな倦怠感やカラダが萎んだ感覚を

味わったらまた内容を調整してみようと思います。



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Posted by スポーティアスタッフ at 14:48│Comments(7)ボディビル 減量食
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TEL:092-521-4672
この記事へのコメント
食事は身体にとって重要ですよね。
ボディビルダーにとっても。

福岡に行って井上さんと湯浦さんの指導でボディビルダーになりたいです。
井上さんと湯浦さんに指導してもらえるのなら、トレーニングや食事は我慢出来るので。
これからは井上さんと湯浦さんを師匠って呼ばせてください。(笑)

今度の大会に向けて頑張ってくださいね。
直接応援に行けませんが、ずっと応援しています。
Posted by ケン at 2012年09月18日 15:45
井上さん!
お久しぶりです。
大会お疲れさまです(>_<)
減量維持中に失礼ですか…
増量中に減量飯で増量してましたよね?
やり方・食べ物などレクチャー頂ければと思います。
Posted by ほり at 2012年09月19日 00:37
いつも詳しい内容ありがとうございます。
質問なんですが、最終調整5の大会当日に摂取するヴィターゴ50gは水で溶かして飲むのでしょうか?
自分もカーボアップ時に使用してますが、50gとなるとかなりの量であり、水分制限中だとなかなか摂取するのがむずかしいのですが(^_^;)
また、自分の場合プレジャッジ2時間前からは腹が出るのを抑えるためあまり胃に物を入れないようにし、バナナやウィダーインエネルギーなどを摂取しています。
井上選手は直前まで結構補給していますが、腹は出ませんかf^_^;)?

調整はいつも色々やっていますが、未だドンピシャに合ったことはありません(>_<)
自分のカラダなのに難しいですね@@

次の大会へ向けてさらにインプルーブしてステージに上がって下さい!
Posted by 地方ビルダー at 2012年09月19日 18:05
ケンさん

ボディビルダーにとっては食事もトレーニングですからね。
師匠なんて柄ではありませんがそのように思って頂けるのは
大変ありがたいことです。

今度の大会に向けても全力を尽くしますのでこのブログを
通じてどうか温かくお見守り下さい!
Posted by 井上 at 2012年09月20日 20:31
ほりさん

分かりやすく説明させて頂きますと、タンパク源としては
鶏の胸肉1kgをベースに気がむいた時にホエイプロテイン+
バナナの間食。この時のバナナは1本では無く一度に
3~5本以上。

後は毎食の炭水化物を玄米・オートミール等の低GI食品から
たくさん摂り摂取カロリーを増やしました。

出来るだけ身体に良い減量メニューのようなものからカロリーを
増やすように意識しました。
Posted by 井上 at 2012年09月20日 20:34
地方ビルダーさん

僕も水分を制限していたのでヴィターゴは水に溶かさずに
粉末のまま口に含み、少量の水でもぐもぐとほぐすように
して摂取しました。

お腹は繊維質の少ない固形物からでしたら1時間前まで
張らないので食べます。

僕も100%合ったと体感した事は無いので毎回試行錯誤で
常に100%を目指して取り組んでいます。

そこまでやってこそ全力を出し切ったと思えるので!

次の大会もインプループ目指して調整を進めていきます!
Posted by 井上 at 2012年09月20日 20:39
井上さん!
ありがとうございます。
試してみます。
Posted by ほり at 2012年09月21日 15:51
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